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戸梶圭太 「嘘は止まらない」 [本]

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一時期、狂ったように読んでた戸梶圭太作品。
反動なのか、急に冷めて長い間、離れてました。
たまたまブックオフで発見し、108円で購入。

戸梶作品の特徴の、どうしようもないクズ人間が
ドタバタの中で、脳味噌や内臓をまき散らかす
スプラッターなパターンはほとんど登場しなくて
正直言って拍子抜けな感じは否めませんね。
もっとハチャメチャなんを期待してたのに・・・。

ンゴラス王国の大使をネタに一攫千金を狙う
詐欺師のお話。全編を通して軽く読めるけど
読後に何の感動も残らんので、ご注意下さい。
108円で買ったんで、後悔はないけど(;^_^A


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今野 敏 「隠蔽操作5・宰領」 [本]

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大阪在住の元上司のNさんが送ってくれた本です。
テレビドラマ化もされてる「隠蔽捜査」シリーズ。
ある事件で警察のキャリアから大森警察署長に
降格された竜崎署長が、誘拐事件を解決する物語。
いつものように、頑なに自分の意志をまげない
竜崎の周りで警視庁と神奈川県警の縄張り争い、
官僚と現場の衝突、浪人中の息子の東大受験など
様々な出来事が同時進行していきます。
もうお決まりのワンパターンなんやけど、これが
おもろいんですよね~!もう水戸黄門的安心感。

今回も幼なじみの伊丹刑事部長がめっちゃええ味。
テレビドラマでは古田新太が演じてるのですが、
その印象が強いんで、文章を読んでてもその顔が
頭に浮かんでしまうんですよね(;^_^A


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高田郁 「八朔の雪」 [本]

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読書家のkeroyonさんが感動で鳥肌たったという
時代小説短編集。これは読んでみんとあかんよね!
初めての高田郁作品でしたが、感動でした~!!

主人公の澪ちゃんは関西人。ある深い事情で東京の
蕎麦屋さんで働きながら艱難辛苦を乗り越えていく
お話ですが、成功したと思ったらすぐ次の困難が
登場するという半端ない受難っぷりです。
でも健気に頑張る澪ちゃんと、周りの人達の人情が
めっちゃ暖かくてほっこりした気分になれます。
良くできた江戸落語の人情噺を彷彿とさせますね。

keroさんも書いてたけど、高田さんの料理の描写が
とにかく秀逸!味や香りまで、伝わってきますよ~。
「とろとろ茶碗蒸し」なんて、もう垂涎(≧∇≦)
これは第10巻まで読んでしまいそう~。


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三浦しおん 「舟を編む」 [本]

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過去に本屋大賞を受賞、映画化されてる作品です。
出版社で辞書を作る馬締(まじめ)さんの物語。
一冊の辞書を編纂して世に出すということが、
どれほど大変な事か再認識させられる本でした。
膨大でかつ超アナログな作業なんやね~(;^_^A

私も辞書とは違うけど、1年がかりでカタログを
作ってるんで、校正や印刷工程はめっちゃ共感!
辞書に最適の用紙を求め製紙会社が奔走するのは
カタログの用紙でも同じなんですよ、奥さん!

主人公だけじゃなく脇役キャラも個性的で素敵。
香具矢さんもチャラい西岡さんもええ味出てます。
松本先生の最後の手紙のシーンには涙うるうる。
やっぱり三浦しをんさん、巧いわぁ!お勧めです!


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誉田哲也 「主よ、永遠の休息を」 [本]

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ストロベリーナイトや、ジウなど、ハードな描写の
警察小説で人気の誉田哲也作品。今回の主人公は
通信社で警察を担当する若い記者さんです。

コンビニ強盗事件を契機に14年前の女児誘拐殺人
事件とその背景が次々に浮かび上がっていきます。
ラストでびっくりの真相が明らかになるんやけど、
被害者はもちろん、その父親、そして犯人の母親も
誰もが救われないという悲しいお話です。
自分がその父親だったら同じ行動をとったかも・・・。
最後まで来て本のタイトルの意味が判る仕掛け。

とにかく描写がリアルで吐き気がするほどエグい。
でもグイグイ読み進めさせられる精緻な文章力が
誉田作品の魅力なんでしょうね。


タグ:誉田哲也
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東川篤哉 「学ばない探偵たちの学園」 [本]

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東川篤哉さんの作品、初めて読んでみました。
「謎解きはディナーのあとで」が有名ですよね。
一昔前の学園ユーモア小説と言うイメージです。
主人公はこの学園の「探偵部」のデコボコ3人組。

学園に次々密室殺人が起きるけど、悲壮感など
全く無く、探偵部の面々がトリックを推理しては、
それを実験したり。お前ら遊んでる場合かい!と
ツッコミいれたくなりましたわ(;^_^A
密室殺人のトリックも、かなり無理ある感じやし、
気分が盛り上がらないまま、なんとか読了。
ブックオフで108円だったんで、後悔はないけど
二度とは買わへんやろなぁ~( ̄◇ ̄;)

ネットで調べるとこの作者、こういう軽いノリが
特長というか、ウリなんやね。失礼しました。


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西 加奈子 「きいろいゾウ」 [本]

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西加奈子作品、初めて読んでみました。
宮崎あおい、向井理で映画化もされてましたね。
東京を離れて田舎に暮らす若夫婦の物語です。
夫婦の会話とかはすべて大阪弁なんで、私には
すごくなじみやすかったんやけど、東京の人は
ニュアンスちゃんと伝わるんでしょうかね?

前半は日々のエピソードがほっこり癒されます。
後半は一気に、ミステリアスかつ情緒不安定に。
ちょっとホラー映画っぽい雰囲気すら感じます。
一言で言えばファンタジーになるのかな~?

以前、keroyonさんが「一言で言えない」と
西作品を表現されてたけど、私もそんな印象。
脇役の少年、大地くんがいい味出してます!


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池井戸潤 「ロスジェネの逆襲」 [本]

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テレビでも大ヒットした半沢直樹シリーズの続編。
東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に
出向させられてからの物語です。
相変わらず様々な困難が半沢に立ち塞がるけど
持ち前の粘りと機転でうっちゃっていくのが痛快!
まさに勧善懲悪。現代の水戸黄門シリーズやね。
過去のシリーズをご存知なら安心して読めます。

出向組である半沢の、心に残るセリフを最後に・・・
 「サラリーマンは、いやサラリーマンだけじゃなく
 全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて
 そこで活躍するのが一番の幸せなんだ。
 会社の大小なんて関係がない。知名度も。
 オレたちが追及すべきは看板じゃなく、中身だ。」
こんなん、さらっと言ってみたいわ・・・(;^_^A


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中島らも 「君はフィクション」 [本]

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およそ1年半ぶりのブックレビュー(;^_^A
2004年に急逝した中島らもさんの短編集。
亡くなってから2年後に発売された本です。
未発表作品2篇を含む全10篇での構成で
ホラー、音楽、ドラッグ何でもありの世界。
中では「DECO-CHIN」が一番の衝撃でした。
詳しくは書きませんが、アブナくて凄い話!
らもワールド全開のぶっとんだ狂気・・・。
この作品だけでも1冊分の価値があるかも!

「東住吉のぶっこわし屋」という作品もあって、
だだけもん(大阪弁)が大暴れするんやけど
元東住吉区民の私は複雑な気分(;^_^A

本のあとがきは娘のさなえさんが書いてて、
親子ならではのエピソードが満載でした!


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三浦しをん・あさのあつこ・近藤史恵 「シティ・マラソンズ」 [本]

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三浦しをんさんの作品、「風が強く吹いている」が、
めっちゃ良かったんで、ポッポさんが紹介してた
「シティ・マラソンズ」を読んでみました。
この作品、アシックス主催のWebキャンペーンの
ために3人の作家さんが書き下ろしたもの。
ですんで、設定がスポンサーを意識したものに
なってるのはご愛嬌ですが、それを割り引いても
読み応えある短編集でした!

市民マラソンって、1分1秒を争う、競技としての
マラソンとは、全く別の世界なんですよね。
これ読んだだけで、ニューヨークシティマラソンに
行きたくなった私です(苦笑)
走ってる人はもちろん、まだ走ったことのない人に
ぜひ読んでほしいなぁ。きっと、走ってみようかな、
という気分になると思いますよ~!


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